01.
船体工事
Hull construction
塗装
外板の汚れを洗浄し、塗料を吹き付けで塗ります(海水からの腐食を防ぐ為、1~3年毎に実施)。
損傷部取り替え
座礁や衝突等により傷んだ外板(鉄)を部分的に切り出し、同等の大きさの鉄板を溶接し張り替えます。時にはタンクの中に入り、鉄板を張り替える事もあります。
甲板上の整備
甲板上にある手すりやパイプ、ウインチ、バルブ等の復旧や取り替えを行います。
船の入出渠
修理を行う為に当社に来た船を浮きドック内に入れる(入渠)、工事が終わった後に浮きドックから出す(出渠)為にボートやウインチを使い船を動かします。 船が大きいので作業員総出で対応します。
02.
機関工事
Engine work
エンジンの整備
エンジンは航行する為に常に稼働しており、船の心臓部分です。車検と同様に検査があり、ピストン1個単位ですべて分解し掃除・点検を行います。
補助機関の整備
エンジン以外のポンプ、ボイラー、バルブ、冷却装置等も掃除(パイプ内の詰まり解消)をし、部品の交換等も行います。
プロペラの整備
プロペラは海中の泥等が付着しやすく、研磨をしてピカピカにします。検査がある場合は一翼単位で分解し掃除・点検を行います。
配管工事
船の中は水や油、蒸気や空気等、液体や気体を運ぶ為のパイプが張り巡らされています。劣化や腐食があれば部分的に取り替えを行います。
電気工事
各機器類への伝達、動力、照明、警報等の異常に対し部品を取り替え正常に戻します。漏電の有無や電線の腐食等の確認を行います。
試運転
すべての工事が終わった後、出渠と同時にエンジンを稼働し、試運転(航行)に立ち会います。問題がない事を確認し、お客様に引き渡します。